次の日ぼくは珍しく目覚ましが鳴る前に目が覚めた。


未だにさゆりと二人で、それもさゆりの家で話せたことが信じられないのかもしれない。


実際昨日の夜はなんであそこで、あの話をしたんだろうとか、もっとおもしろい話をしてさゆりを笑わせられたんじゃないかとか、いろいろ考えて、なかなか寝つけなかった。


でも一つだけわかることがあった。


それは
確実に前に進めていること。