それどころか、図書室なんて今や、物置き場になってしまい、一人も人間がはいらない場所になっているというのに。
「よろしくね」
それだけ言い去ると歩く気力さえもないはずのゆきみの後姿はあっという間に消えていった。
 そして僕は今ならゆきみのミニスカートをめくる自信があると思ってしまうのだった。