「そっかぁ…そんな事がねぇ。
じゃあ次はキスね。」


昼休み、ポッキーを食べながら昨日のデートの話しを優花にした。


てか、無理矢理言わされてるとこ。


「いやぁ、キスってまだそんな…。」


「いいや!恋人に早いも、遅いもなし!」


そう言って、ズイズイ近付いてくる。


「いや、あの優花?近いから…?」


「ごめん。とにかく恋人なんだから、甘~いキスは必須よ?自由な平成の時代に、キス一つでうろたえていたら、珍獣扱いされるわよ?」


「優花…意味不だから。」


全くもって、分からない…。


珍獣って……。