どスケベなアイツ

「おぉーっ、海やで麻衣ちゃん♪」


「あ、はぁ…そうですね。」


何か、野久保さんテンション高いんだけど…。


「さ、着いたで?」

サイドブレーキをひいた。


車を降りて、浜辺まで二人で歩いた。


キラキラと輝く海が、出迎えてくれた。

「海やぁー!!」


年を忘れてはしゃぎ出す。


「ほら、麻衣ちゃん波打ち際まで行くで?」


「え、あっ、ちょっと?」


私の右手を繋いで、走り出した。


「野久保さん、速いよぉ。」