「大丈夫ですか?
お怪我とかないですか?」


「何て事すんですかぁ!!
私の眼鏡と、一時間目の世界史のテスト!!」


相手の顔がボヤけてるのをいい事に、ケンケン・ゴーゴーまくし立ててやった。

「えと…眼鏡弁償さしてくれまへんか?」


関西弁?


「いたた…。」


肩にぶつかってくれたもんだから、めっちゃ痛かった。


「大丈夫ですか?
あの…取り敢えず出ませんか?
眼鏡屋行かんと?」

「ですね。」


これが、私らの最低最悪な出会い。