「でも…今来たばっかで…。」
「無理したらあかんって。
さっ、お手をどうぞ?」
野久保さんが、私に手を出した。
エスコートする王子様みたいに。
何故か、私はその手をとった。
その手がとっても暖かくて、優しくて…。
フワフワな雲の上を歩いているみたいで……。
「なあ…麻衣ちゃん。」
「はい。」
「俺と…その…つっ…付き合わへん?」
横を歩く私を見る事なく、真っ直ぐ前を見ながらの、突然の告白。
「野久保さん…?」
「や…有り得へんよな?
10歳も年上のおっさんが、高校生を好きやなんてな?
ええねん、ええねん。忘れてや?」
「無理したらあかんって。
さっ、お手をどうぞ?」
野久保さんが、私に手を出した。
エスコートする王子様みたいに。
何故か、私はその手をとった。
その手がとっても暖かくて、優しくて…。
フワフワな雲の上を歩いているみたいで……。
「なあ…麻衣ちゃん。」
「はい。」
「俺と…その…つっ…付き合わへん?」
横を歩く私を見る事なく、真っ直ぐ前を見ながらの、突然の告白。
「野久保さん…?」
「や…有り得へんよな?
10歳も年上のおっさんが、高校生を好きやなんてな?
ええねん、ええねん。忘れてや?」



