廃人の様な生活を送り、ついに迎えた土曜日。


普通なら楽しい筈の土曜日なのに…


ギンギラ太陽の元、どんより雨雲有りな私の心。


「はあぁ…。」


「ちょっと、麻衣下向かないでよ。
それに、告別式に行くみたいな顔止めな?
明るく、明るく!
はい、スマイルぅ~~♪」


鏡の前に座らされて、優花が面白がって私を着せ替え人形にしてる。


てか、笑えるか!


何か、いけにえに選ばれた気分…。