電車から降りて駅のホームをくぐる有弥。 駅を出ると有弥はふと星空を見つめた。 『…あさみ…』 ぽつりとつぶやいたあさみの名前。その声は夜の闇にすうっと吸い込まれていった。 そして有弥も家への道を歩き出す。