初めて草原の外に出たパンパス。 待っていたのは見たこともない景色と風。 言うことを聞かなくなった風があり、 パンパのそれとは違う風があった。 ピューマは楽しそうに跳ね回るも、パンパスの力は上手く発動せず、 王都までの道のりは長かった。 しかし、その長い道のりもまた良く、 風の力に磨きをかける為の、修練の場となった。 そして、パンパスは一皮向けて王都へと着く。 ドラゴン退治に馳せ参じ、新たな仲間と出会うのだった。 第一部 -完-