だけど10分たっても拓也は来てくれなかった
「授業延びてるのかな?」
そう思って待っていたけど
昼休みが終わるまで
来てくれなかった
「来れないなら連絡くれればいいのに‥もう授業始まるし教室戻ろう。」
とぼとぼ歩いてふと拓也の教室を覗くと女の子たちと楽しそうに話していた
「なんで‥?」
私といてもあんなふうに
笑ってくれないのにどうして
あの女の子たちには
笑ってるの?
どうして来ないなら連絡もしてくれないの?
「もう無理なのかな。」
「なに泣きそうな顔してんの?てか泣いてる?」
「えっ?あっ和君。」
和君は私の幼なじみ。小学校からずっと一緒だった
「拓也となんかあったのかよ」
「んーなんもないよ!それより和君こんなおっきかったっけ〜?」
「そりゃおっきくもなるだろ!高2だぞ」
そういいながら和君の頭を背伸びして触ってたら
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