「どうしたんですか??」



「不機嫌だって思った??」




また見透かされた。




「ミサくんのこと、好きなの??」



「だから…先輩それ…ん!!」




先輩は何の前触れもなくキスをした。



こんな町の中でするなんて…



パン___!!



勝手に私の右手が動いてた。




「やっぱり…彼氏にならこんなことしないもんね。」



「彼氏であろうがなかろうが、こんなことされたら誰でも女の子は怒ります!!」




先輩が小さく微笑む。



そのとき、ケータイがなった。



「ちょっと…いいですか??」


「うん、早くでな??」




私は言葉に甘えて電話に出た。