「おはよ〜」

「おはよ。

前髪はねてないね(笑)」

「う…」


麻矢の髪の話しは、

入学して何度かした。

その度、麻矢は

頬を膨らまして「う…」

って言う。

本当、面白いんだから









ザワザワ


「なんか、アタシらの教室

騒がしくない?」


教室につき、なんやら

女子がざわついていた。


「ねぇねぇ、どーしたの?」

私は、同じクラスの早紀に

尋ねてみた。


「莉乃チャンおはよ。

あのね、うちのクラスに

一人学校サボりまくりの男の子いるじゃん。」


いたっけ?

私あんまり、

クラスに興味ないからなー

「ん〜それで?」

「来てるのよ!!」

早紀は、指を指しながら

そう言った。