あの日々をもう一度。

いつも強気の七瀬が小さな小さな女の子になっていた。


「七瀬・・・ごめんな・・・。」


「しっ秋は夕陽の方がいいの?うちじゃダメなの!?」


七瀬が泣きじゃくる顔で俺を見てくる。


「俺には七瀬が一番だってば。」


俺が七瀬の肩に手を置くと肩がビクッと反応した。


「ごっごめん!!うちちょっと行ってくるわ!」


イスから立ち上がり七瀬は教室からでていった。