あの日々をもう一度。

「・・・はぁ・・・暇やな・・・。」


俺は誰もいなくなった教室で一人ため息をついた。


することもなくイスに座っていた。


すると教室のドアが開いた。


「あ、やっぱまだいた。よっ!」


ドアから入って来たのは昨日と同じく七瀬だった。


「どーしたんだよ。また楽譜でも忘れたんか?」


「んーん違う。」


七瀬は俺が座っている席の前の席に座った。