「じゃあ中村頼むで?」 「…はい」 でも、正直言うと面倒臭い。 だって、東雲龍之介だよ? 関西弁ホスト教師だよ? つくづく狩野先生に弱い自分が恨めしい…。 まぁいいや、黙って案内すれば。 そうしてるうちに集会が終わった。 先生は書類をまとめなければいけないと、忙しそうに職員室へと戻った。 そして私は、目の前のコイツを諦めて生徒会室へと案内することとなった。