入学式も終わり
教室に帰った1年生


しばらく自由な時間で
みんな友達をつくっている


梨香もその中にいた。







どうしよう・・


みんなもうグループできちゃってるよ…




まだ友達がつくれずにいた。



あそこは何か盛り上がってるし
入りずらいしなぁ…






「ねぇねぇ」



「へっ??」



いきなり肩を叩かれ変な声がでた。




「私ら奈菜と唯って言うんだけど…
よかったら友達ならない?」




と2人のかわいい子が話しかけてきてくれた。




「はいっ!もちろんです!!」


「ははっ何で敬語!?おもしろいね山崎さんて」


「あ・・いや…なんとなく…」




こうして2人の子と仲良くなった。


話しかけてきてくれた子は
弘田奈菜(ひろたなな)ちゃん。
肩ぐらいまでのすこし茶色い髪で
かわいいというより美人なお姉さんって感じだ。


もう1人は若宮唯(わかみやゆい)ちゃん
唯ちゃんはほんとにかわいい!って感じで
長め黒い髪は2つしばりで
さきのほうがくるんてなっる。



「あ、なんて呼んでいい?」


奈菜ちゃんがきいてきた。


「梨香でいいよ!2人は?」


「奈菜で!」


「唯ってよんで!」









ガラッ



「はーい。早く席つけー。
HR始めるぞー。」

担任の先生が入ってきた。



朝から眠いのか欠伸をしている。





「あー…永田先生じゃないんだぁー」

「ショックー!」




なんて他の席から聞こえる。


ながたせんせい?

…って誰だっけ…




そんなことを思っているとHRはすぐに終わった。








「担任普通にオジサンだったねー
永田先生が良かった」


って奈菜が言う。



「ねぇ、永田先生って誰だっけ?」


「えっ?梨香ちゃん見てないの?!」


唯が驚いて言った。