君に花を。

「ど、どういう…意味?」


「ん~?」


柚を抱きしめた。
ますます真っ赤になる柚。


かわいい。


「れ、蓮っ…く」

「もー照れてるん?」

「違っ…違うよ!」

「…そーなん?」


そっと柚を離した。
すると、柚は俺の腕をつかんだ。

「…」

「ホンマ、かわいい」


もう一度、柚を抱きしめて額にキスをした。


あー…俺、もうやばいんちゃう?
こんな近くに柚がおると俺、今なら何されても怒らんわ。