君に花を。

女はほっとこ。

俺は自己紹介してきたやつらと話をした。


「なんや、それ」


「おお、さすが関西人」


「関係あらへんー。んなの誰でもツッコミたいわぁ」


一応、クラスには馴染めた。
これで友達に困ることはない。


「蓮、今日どっか案内する?」


「ああ、今日はバイトあってなぁ」


「バイト?」


「そう。かわいい子がおんねん」


柚のことを思い出しながら、ついにやけてしもうた。


「どこ?」


「花屋」


「花屋?!」


ぎゃはははと笑われながら、俺はひとりにやけっぱなし。