【完】アップルパイ。~天国ノ君へ~


あたしは心愛の髪を乾かし寝かしつけた



「あら、心愛寝ちゃったの?」



「うん。眠そうだったから寝かせちゃった」



「そう。」



あたしは冷蔵庫から缶ビールを取り出していっきに飲み干した



「っはーー!うまい!!」



あたしは腰に手をつきそういった



「…どこのおっさんだお前は」



父さんにそういわれたあたしは「いーっ」といって歯を見せた



「あ!今日ね面白い人と会ったよ」



「面白い人?仕事場で?」



母さんは不思議そうな顔であたしを見る



「うん。矢野さんっていうんだけどおっちょこちょいなの」



「そうなの。愛そっくりね」



「…あたしはおっちょこちょいじゃないよ」



「あら、自分で自覚してないだけじゃない?」



母さんはニヤリと笑いあたしを見た



「んもー!」



あたしはタオルで頭をふきながら母さんをみる



「ははははは!」



その姿を見て父さんは笑った



最近は父さんもよく笑うようになった



その姿があたしは大好きだ。