【完】アップルパイ。~天国ノ君へ~


「あーー!!」



矢野さんは思い切り人目など気にせずに叫んだ



あたしはその紙をティッシュでふく



「す…すいません!!」



矢野さんは必死に謝った



「気になさらないで下さい。でも、これだと決められないのでまた今度いらしてください。」



「分かりました!また明日来ます!」



矢野さんはそういって帰っていった



「可愛い人…」



「え?」



同僚の歩美が聞き返した



歩美はあたしの高校の同級生だ



「えっ!口に出してた?」



「うん。まぁ確かに可愛いけどね。っていうかおもしろい」



「だよね。本当に明日来るのかな?」



「…あの人なら来るんじゃない?」



「こらー!雑談してないで仕事しなさーい!」



「「はーーい!」」



あたしと歩美は怒られ、また仕事を始めた



…明日来るのかな



あたしは少し期待していた



そして今日の仕事が終わり私は家に帰った