体の奥に響く太いエグゾーストノート。コーナーを行くあなたはすぐに探せる。独特のライディング。 鳴り止まない大歓声。先頭集団の激しいバトル。コーナーを立ち上がって熱い熱いアスファルト駆け抜けるあなたの背中は七色に輝いていた。まるで風の使い… ―――私にはそう見えたんだ。 ドクン…ドクン…って体が痺れた。