「速水クンかぁ・・・」

ホッとして微笑むと彼もまた穏やかな笑顔を見せてくれた。

彼の性格を表してるかのような笑顔に何だか癒されるような気がした。


「・・・この時期の体育祭って・・・なかなか新しいクラスに馴染めないから・・・」

ネガティブな性格が恥ずかしくなり、少し俯いてしまう。

「僕は小学校の頃から転校三昧だったから、新しいクラスに馴染むのは簡単なんだけどなぁ・・・」