“ちょっと怖い人”に笑われて、いまだフリーズだった私。



「苺……」



琉奈に声をかけられて我に帰った私は、ものすごく恥ずかしかったわけで。




ダッ。


足の遅い私も、今回ばかりは全力で逃げ去りました。



「……っ、苺〜?!」


全力で走りながらも、琉奈の大声が何度も聞こえた。




ごめん、琉奈。

このまま逃げないと命の危険が……(泣)