俺にはスイッチを押した記憶までしかなかった。

当たり前かもしれないけど。


俺が死んだって誰も悲しむヤツはいない……、

そんな風に思っていた。


「……ソニア?どうしてここに?」

”ばかじゃないの!!”

「?」

”まだ涙なんて流してやらないんだから!!”

「……ソニア」





”みんなあんたのこと待ってるんだからね!いい加減目を覚ましなさいよ!!”





これは『夢』なのか――?