「うぁぁぁぁぁ~っっ!!」

その網から電気ショックみたいなものを感じた。
ダークはその一瞬で受けたダメージも大きいらしく、応答がなくなった。

「どうせ、ここで死ぬなら……お前も道連れだ!!」

そう言って俺はある『スイッチ』を押した。
あの鬼からもどうしようもなくなった時に使え……と言われていた、
禁断の赤いボタン。


『自爆装置』


そして、これを押すということは『死を覚悟した時だ』と。



「ニール~っっ!!!!」



ソニアの叫ぶ声を最後に聞いた気がしていた。