「まあいいや。翠央は、そういうピュアなところが魅力だもんな。ベッドはまた今度にしてやるよ。」


匠先輩は私の頬にあてている手を滑らせるように後頭部へと移動させると、ギュッと抱き寄せた。


「その透明な心……、俺の色に染めたくなる…。」


匠先輩の香りに包み込まれて…


甘く囁きかけるような言葉に胸がときめく…。


こ……こんなにドキドキしちゃって、私……


この先、心臓がもつのかなぁ…?