……そう思ったけど、素直に“分かりました…”と返事をした。 一応、沖依君の時は私も色々と隙があったと思うから…。 今度は、気を付けなくちゃ…。 「無防備って言えば…、さっき留羽からネクタイ…受け取ろうとしてただろ?」 「えっ!?あ…あれは留羽先輩が貰って欲しいって…」 もう必要ないからって言われたし、断るのも悪いと思ったんだよね…。 「そこで素直に貰っちゃうんだ…翠央。」 少し不機嫌そうな声に変わる先輩。 苦しいくらいに抱きしめていた力を少し緩めて私をジッと見つめた。