「校内新聞にでも載れば、二人の関係も、ある程度壊れるかな…って思ったけど、台無しにするなんて……。本当にムカつく人ですね。」
「それは、こっちのセリフだよ。やり方…陰湿じゃねぇの?」
匠先輩は沖依君の前に立って、また睨みつけた。
「誰にでも、いい顔してるアンタのせいで、俺は彼女と別れたんですよ。その時の気持ち…、味わってもらいたかったんですけどね。」
沖依君も、匠先輩を睨みつけたかと思うと、拳を振り上げた。
沖依君……まさか匠先輩をな……殴るつもりじゃ…
私は、続きの光景を見るのが怖くて、思わず目を閉じた。


