続†素顔の先輩と甘い休息


え……
この声……


パッと目を開けて、教室の入り口を見ると、そこには匠先輩が立っていた。


信じられなくて、私は目を見開いたまま固まる。




「な……なんで、ここにアンタが……」


私と同じように、予想外だと言わんばかりに驚く沖依君のもとへと匠先輩はスタスタ歩いてくる。


そして、ガシッと沖依君の胸ぐらを掴むと、勢いよく突き飛ばした。



「何回も言わせんな。翠央に触れんなって言っただろ?すぐに離れろよ…。」


床に倒れた沖依君を、物凄い怖い目で睨みつける匠先輩。


その目や、表情……
そして、今まで聞いたことのないくらい低い声に、私はビクッと肩が震え、背筋が凍り付くような感覚がした。