「一瞬で終わりますから。それに、嫌だって言ったところで、こんな旧校舎になんか誰も来ませんから、どうしようもないですよ?」 た…確かに、生徒なんか立ち入らない場所だもんね…。 私…自業自得なのかな…。 匠先輩にも何も相談しなかったから、こういう風になっちゃったのかもしれない…。 バカだよね…私。 今頃、後悔したりして…。 近付いてくる沖依君の顔に、どうすることも出来ず、思いっきり唇を噛みしめながら目を強く瞑った。 「それ以上、俺の翠央に触れんの…、止めて欲しいんだけど。」