「無数の視線も感じますから…。キスはダメです…!」 匠先輩が強引な行動に出そうになる前に、あらかじめ口を手で覆った。 「そういうとこ…可愛いよな。まあ、キスした時の色っぽい翠央を誰にも見られたくねぇから、しないでおくよ。」 匠先輩は、私の頭を撫でると、眼鏡の奥から優しい瞳をのぞかせながら笑った。 い……色っぽいって… わわ…私が?? いたって普通の表情してるつもりだったのに… キスした時の私って、一体どんな表情してるの…? 気になるよぉ…。