撫でられた頬が熱いよ〜!すごく熱い……。


“コンコンッ!!”


「……ったく、うるせぇな…。」


更に大きくなるノックの音にビクッと反応してチラッと扉の方に目をやった私を見た先輩は、渋々…といった表情で立ち上がった。


なんか匠先輩…


怒りのオーラを纏っているような…


そんな風に感じるのは、決して気のせいじゃないよね…?


ソファーから体を起こした私はドキドキビクビクしながら、匠先輩を見ていた。