「あの…匠先輩?離して下さい…。私…向こうに座りますから…」 「理由…、ちゃんと説明してくれたら離すよ?」 えっ……そ…そんな… 「また留羽が…何か余計な話、けしかけてきた?」 「いっ……いえ、違うんです…。留羽先輩は全く関係ないんです…。今日は会ってないですから。」 ちゃんと言っておかないと、疑われてる留羽先輩が可哀想だもんね……。 「ふーん?それじゃあ、何?」 匠先輩は、私の肩に顎をのせた。