あっ!匠先輩といえば!!

私、休息の部屋に急いで行こうとしてる途中だったんだ…!!


「あのっ…沖依君、ごめんね…!私…ちょっと急いでたの忘れてて…、もう行かなくちゃ…!」


「えっ?あ、すみません…。俺が急に呼び止めちゃったから。」


沖依君は、パッと手を離してくれた。


「それじゃあね…。」


私は、そう言って沖依君に背を向けて走り出した。









「……相沢 匠だけは、やめておいた方がいいと思うよ?」