続†素顔の先輩と甘い休息


店員さんが通りかかると、匠先輩はスッと顔の高さまで手を挙げながら呼び止めた。


些細な仕草だけど…、カッコいいって思えるのは…


ドキッとしちゃうのは…


やっぱり匠先輩だからなのかな…?



私は、メニューを注文してくれる先輩に、ずっと視線を送っていた。




『……かしこまりました。しばらくお待ち下さいませ。』


注文が終わり、店員さんがいなくなると、すぐに匠先輩の視線は私へと注がれる。


急に絡まった視線に、どうしたらいいか分からなくて慌てていると…


近くに置かれていた水の入ったグラスをひっくり返しそうになってしまった。