「どうした?なんかコソコソしてねぇか?」


ビクッ…!!


物音を最小限に抑えながら、バッグを持って部屋を出たところで、匠先輩とまさかの鉢合わせになってしまった。


こっ……こんな時に匠先輩と会っちゃうなんて…!


てっきり部屋でお昼寝でもしてるのかなぁ〜って思ってたのに…。



「なんか……怪しい…。」


えーっ!!
プレゼント選びに行くのバレちゃうかな…?


ジッと顔を見つめてくる先輩の視線に、私はフイッと目を逸らす。