コンコンッとノックをすると、匠先輩がドアを開けた。 真っ白な半袖のワイシャツのボタンを3つほど外してジーンズを履いてる先輩。 夏らしくて爽やか…なんだけど… ぼ…ボタンは、もう少し上までとめてほしいよぉ…。 「翠央、顔赤いけど…大丈夫か?」 首を少し傾けながら顔を見る先輩に、私は反射的に俯く。 「だ…大丈夫です…。だけど、先輩…ちょっと服がラフすぎかな…と思いまして…。」 先輩にそう言ってみたけれど…