なんか…よく分からないけど…… さっきから、食堂…こんなに静かだったっけ…? 私の心臓の音… こんなにドキドキがうるさかった…?? コチコチに固まった体の中で、心だけが勢いよく動いている…。 私は目線を先輩から料理へと移した。 ダメだぁ……。 まともに先輩の顔…見れないよ……。 ど…どうしていつも、こんな風になっちゃうんだろう〜! 「翠央、俺から視線逸らすなよ…。」 突然、後ろから先輩の甘い声が聞こえてきた。