「そ…それじゃあ、私…荷物持ってきます。」 モゾモゾと匠先輩の腕の中で動くと、先輩は抱きしめていた手を離す。 いっ…急がなきゃ!! リビングに用意してあった荷物をバタバタと玄関先まで持って来ると、匠先輩がヒョイッと荷物を代わりに持ち上げた。 「あっ…匠先輩、私が持ちますから…」 「たくさん荷物もあるし重たいだろ?車待たせてるから、そこまで俺が運ぶよ。」 ニコッと笑った先輩は、私の荷物を車へと運んでくれた。