「夏は、天気も不安定になることが多いし…。雷が鳴ったりしても、翠央の傍に居てやれるじゃん…。」 また胸がキュッとなる…。 あの夜… 匠先輩に私が苦手にしていたものを打ち明けた夜のこと… 心に留めておいてくれたんだ……。 なんだろう…? 心の奥に柔らかい光がポッと点いたみたい… 温かい気持ちが体中に溢れていく…。