それから、学校についたのは一限目の途中だった。聖一君はずっと納得いかないって顔をしてたけど…私は気にせず、ゲームでも何でも聖一君を信じるって決めた。




「おはよ〜」




「おはよって遅刻だけどね。」




「はは……」




「二人揃って遅刻なんてやらしいわね。」




なんて笑顔で言う和美ちゃん。




「なにかあった?」




「んーと、私やっぱり聖一君が好きだから…諦めないよ!」




「は?!」




「それに、あと二週間でもしかしたら私をすきになってくれるかもしれないしね!」




「ずいぶん前向き…」




「うん!」




聖一君を信じるってー信じろってー言われたから。