お母さんにまで心配かけて…なにしてるんだろ。鏡の中の私の顔はとっても不細工。自業自得だ。



「行ってきます。」




今日から、一人で学校に行くんだ。変な感じ…




「………ぇ?」




玄関を出ると見慣れた後ろ姿。どうして?




「はよ」




「…………」




どうしたらいいの?
私たち…別れたんだよ…




「千帆…」




私は、聖一君の前を通り過ぎた。




だって、私はもぅ忘れるって決めたんだから。




「千帆!」