「え…?」
なんだよいきなり…。
「好き…好きなの!!」
泣きながら声を荒げる沙希。
「あたしだって大翔と出会えて良かった!!大翔があの日あたしを拾ってくれなかったら、あたしだって今ここにはいない!!」
沙希…。
「あたしはずっと一緒にいるよ!!いなくなったりしない!!」
「俺も…沙希のこと大切だと思ってる。だけど、俺まだ付き合えない」
「どうして…?」
「俺まだ弱いままだ。もっと強くならないと沙希のこと守れない。もう守られるだけじゃダメなんだ」
今の俺じゃダメだ。
沙希を守れない。
「大翔…。わかった!!あたし待ってるよ。だから早く強くなってよ!」
いつもと同じ沙希の笑顔。
どこか海と似ているのは、無邪気だからだ。
なんか…今…。

