「海は俺の良いところも悪いところも全部受け入れてくれた。愛してたよ。初めてだった。あんなに誰かを愛おしいと思ったのは…」
「そうだったんだ…」
「でも海と一緒にいられた時間は短かった」
「……」
「大翔ー!!早くしないと映画の時間に遅れちゃうよー」
「そんなに慌てなくても大丈夫だって」
何回目のデートだったか。
この日は快晴でとても気持ちの良い日だった。
「あー!あのクレープ美味しそう!!」
「映画遅れるんじゃ…」
「大丈夫だってー!」
「待てって」
「ほらほら早くー!!」
「はいはい」
クレープを食べて映画を観て、買い物という定番のデート。
俺は海と一緒にいられるならそれでよかった。
それでよかったんだ…。

