次の日だった。



「一香っ!!聞いてー!」



 普段はそこそこ落ち着いているあーちゃんが、朝っぱらからあたしに抱きついてきた。



「な、何何どうしたの?」



 少しの息苦しさを感じながら、あたしはあーちゃんに聞く。


 何かいい事があったのだろうというのは、当然分かる。



「………昨日、ね」



 台詞を溜めるあーちゃんを、つい急かしてしまいそうになる。


 なおも強くあたしを抱きしめるあーちゃんに、あたしは完全に戸惑っていた。




「瀬能に、告られた」




 劈くあたしの叫び声。


 あーちゃんはすぐさま耳を塞ぎ、鼓膜への衝撃を防いだ。