そして次の日、昨日は私が午後まで寝てしまってできなかった部屋移動をした。


部屋に入ると、3人の女の子がいた。


その中に1人、見覚えのある女の子がいた。


茶色がかった柔らかそうな髪を軽くウェーブにしていて、パッチリでまつげがくるんと上向きになっている目に少し分厚めの唇。

オレンジ色のパジャマがよく似合っている。


…昨日トイレで助けてくれた子だ。


その子も気がついたみたいだ。


「あっ、昨日の…大丈夫だった?ずっと気になってたの」


その子は少し笑って言った。


「あ、うん。どうもありがとう」


私は少し戸惑いずつも、お礼を言った。