沙良が和真の記憶を失って数ヶ月が経って
季節は冬に変わった



「ハァー…。」

あれから…
和真…………来てくれない。

私は一体和真のなんなの!?

和真はー…
私にとって大切な存在だった気がする。

大和よりも……
ずっーと…ずっーと…

なのに…!

思い出せない!
思い出そうとすると…
頭に激痛が走る……。

和真…和真……

ズキン

「………っ!」

か…ずま……和、真


フッ……………

あ………れ……?
和真と…わたし…?

フッ……………

やっぱり…わたしと和真だー…。