私と先生のSecret Love

バンッ!

「沙良!!」

「おかぁさん!?」

「大丈夫なの!?

あ、和真君
沙良は……」

「ご安心ください、
命に別状はありません。

ただ……………………」

「ただ………………?」

「記憶が…




一部消えてるんです。」

「記憶が……………………………………………一部消えている!?

沙良が……なにを忘れているか……わかる?」

「………俺の事です。」

「和真君を!?

沙良、和真君を忘れちゃったの!?」

「………はい。」

「沙良、別にすぐ思い出さなくてもいいからな!

焦らず、ゆっくり
沙良のスピードで思い出してくれ。」

ギュウ…

「あ………れ………?」

「さ、沙良ゴメン!
苦しかったか!?」

つい俺は沙良を抱き締めてしまった。

「なんで……かな

あの、ね………

和真く…和真に抱き締められたらね

すっごく安心したんだけど…同時にすごく切なくなったの。」