ちらり。
ちら。

ちくたく ちくたく。

ちら。

ちくたくちくたくちく。

ちらり。

再び、時計を一瞥。

いつもそこから始まる。

大きな大きな時計。
可愛くアレンジしてあるその時計はこれまた大きな大きなお城のような場所にあるんだ。

そこで、名前を呼ばれる。

必ず、だ。

「そうちゃん」

振り返るといつも決まって眼前には鋭いものが。

そこでいつも終わるんだ。

これも必ず。

短い、短い
短い夢を。

毎日毎晩。

偶然なのか必然なのか。

神様だけが知ってるんだ、ってことすら神様だけが知ってること。
神様がいるかどうかさえ神様しか知らないんだから。

そう考えていくとやはり

必然なのかも。