今、祐の隣にいるのは、可愛い可愛い美咲ちゃん。


 あたしは、あの可愛い人には……どうやっても勝てない。


 “もし”祐が美咲ちゃんを好きじゃなかったとしても、今、祐の隣に美咲ちゃんがいる事実は変わらない。




「美咲ちゃんぐらいに可愛くならなきゃ、祐の隣にはいられないと思うんだ」




 “もし”あたしと祐が“そうゆう”関係になったとして。


 ……後々、美咲ちゃんと比べられることが、怖い。


 だって、美咲ちゃんに勝てる自信なんて、ないもん。




「そんな理由で……」

「あとね、もう1つあるの」

「え?」




 それは、今までずっと、どんな時でも感じてきたこと。






「好かれ続ける自信が、ないの」






―――― みんな、あたしから離れていく。




 小学校の時仲がよかった子も、部活に入ると部活仲間とばっかり遊ぶようになって、あたしは1人ぼっちになった。


 中学の時、仲よくなった子はみんな何ヶ月かすると他の人と一緒にいるようになった。


 ……あたしは、時間が過ぎるごとに、どんどん好かれなくなっていっている。




「一緒にいた子はみんなそう。あたしからどんどん離れていっちゃったの」

「祐は?」

「……祐はずっとそばにいてくれてたよ」

「なら、」

「でも、きっと祐も離れていくもん」




 確信に近い、直感だった。


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